『SPA!』2005年9月20日号
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『SPA!』2005年9月20日号(扶桑社)
衆院選[インディーズ系]新党かく戦えり!!
より「世界経済共同体党」の箇所を原文のまま転載

2ちゃんねるの新たなスターは「電車男」ならぬ「選挙男」

「神とは、宇宙万物そして人類を創造し、天国と地獄を造り持っている者である。その神が人間の形をとって天から降りてきた者、それが再臨のキリスト、唯一神又吉イエスである」
 投票まで1週間となった土曜日の午後、新宿駅西口に「神」が降臨した。沖縄県知事選以来、着実に人気と知名度を得てきている又吉イエス(光雄)氏の街頭演説だ。聴衆のほとんどが若者で、携帯やデジカメで写真を撮りまくっている。唯一神が「小泉純一郎は、腹を切って死ぬべきである」と言うと、大きな拍手がわき起こる。戦争や自殺者の増加を止められない今の政治を批判しているのだ。
「小泉純一郎、海江田万里、与謝野馨、堀江泰信らを支持する有権者らも、彼らと同じく毎日数万人以上を殺す殺人犯であり、そういう有権者らは、当然死ぬべきであり、また、唯一神・又吉イエスはその有権者らを地獄の火の中に投げ込むものである」
 そのほか「全失業者の救済」「世界一致内閣を作り、テロや戦争をなくす」「ミニスカートの禁止」など独自のマニフェストを打ち出している。
「2ちゃんねる」などネットで人気爆発中の又吉氏。秋葉原では聴衆が集まりすぎて警察に職務質問されてしまったとか。神がどうして選挙に出るのかは不明だが、“電車男”ならぬ“選挙男”として、これからも選挙に出続けてほしい。

(演説風景の写真キャプション)どこまでが選挙区内(千代田区、新宿区、港区)の有権者であるかは疑問だが、とにかくすごい人気の又吉氏。若い女のコから握手を求められると、「女性の方は、別の日に私の妻と握手してください」。倫理を大事にする紳士なのだ。

(世界経済共同体党の紹介文)'97年5月、又吉イエスこと又吉光雄党首が沖縄県で設立。沖縄知事選での落選を機に'03年から東京に進出。「金がすべて」の利益至上主義を批判、世界経済共同体を目指す。



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