『夕刊フジ』05年9月14日
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『夕刊フジ』05年9月14日
総選挙「珍当選」泡食った、夢泡と消え、究極の泡沫
より又吉イエス氏の箇所を原文のまま転載

 世の中の出来事は大抵が「想定内」。ただ、まれに世間をあっと言わせる「想定外」も起きる。自公が圧倒的な勝利を収めた今回の総選挙も例外ではない。世間があっと驚く当選もあれば、気にもとめない落選もあった。

(中略)

 究極の「泡沫」ともいえるのが、“唯一神”を自称する東京1区の又吉光雄氏(61)=諸派、写真下。1557票は今回、全国最低だった。
 「神なら選挙に出なくても」と思えるのだが、又吉氏は「小泉首相らの利益至上主義経済により、毎日数万人以上が死んでいる。それを守れるのは、又吉イエスしかいない」と真剣だ。
 インターネットではこの独自路線が話題となり、若者を中心に応援のボランティアが集結。本人も「他人に自慢するネタのために支援している」ほどのフィーバーぶりだった。
 供託金は当然没収。「知人から借りたが、政治献金で返済したい。台所事情は苦しい」と頭を抱えていた。
 一体、誰が、献金するのだろうか。


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